Last Updated on 2021年8月2日 by pandamon1919
投稿日:2021年07月29日 更新日:2021年07月29日
BE BLUES!ビーブルーズ~青になれ~あらすじ・ネタバレ
部長「彼は達していないぞ!高卒をまだ獲ったことないからって、入れこみすぎじゃないのか、大成!」
佐樫「くそっ・・・部長めっ・・・でも、いまは言われてもしょうがない状況か・・・あれ?」
スポンサーリンク龍「ハァハァハァ」
佐樫「一条くん!」
フン
龍「お・・・っとお!佐樫さん・・・」
佐樫「・・・」
龍「午前で練習終わっちゃうプロの生活リズムだと、やっぱ持て余しちゃいますね・・・」
佐樫「・・・いや!一条くん・・・」
龍「でもそれがいいんです!」
佐樫「え?」
龍「うぬぼれかもしれないけど、高校サッカーの中で自分が思う通りにできるほうになってしまって、そうなると・・・部の中にいて自分が果たして伸び続けているのか、この先どうすれば伸びるのか・・・なんだかふわっとしてきて、実感しづらくなっていたんです。」
龍「そしてここでは自分が一番ヘタクソだってハッキリしてて、うれしくはないけど・・・それがいいです。」
グビッ ゴクッゴクッ
佐樫「ほんとに貪欲だね。あの赤城中央の時も誰よりも放っていたな・・・」
佐樫「オレはね、渇いたことがなかったんだ。」
龍「・・・?」
佐樫「オレも小さい頃からプロになりたいと漠然と思ってて、とはいえ並はずれた努力をしたおぼえはなく・・・それでも高校でプロ入れて、代表にも二度呼ばれて、」
龍「すごいですね佐樫さん!」
佐樫「いや はじめに言っとくけど、これは自慢でもいい話でもないんだ。なれたらいいなぁ程度の願いで叶ってきちゃって、渇くことがなかったんだ。そんなオレの器には、代表の水は収まらなかった。そこでなにくそとは思えなかったんだよね。自分はそこまでじゃなかったんだなあって妙に納得して・・・」
佐樫「・・・枯れ果てたのは28手前だったな。同い年の倫太郎は、プロに入るのに苦労したけどいまだにやれるのって、そういうことなんだろうな。渇きを知らずにプロになったオレは結局、干からびるように現役を終えたんだ。だから渇いてる一条くんがまぶしいよ。」
佐樫「それだけじゃない。君の器は一度小学生の時に壊れてしまったよね。それを弛緩をかけて直して、もう一度注ぎ直し・・・その器がいっぱいになりそうになれば、器を大きくしようと試みる。それを何度も何度も繰り返してきたよね。そして・・・まさにいまもね!」
龍「はい!」
勝「・・・おっと。」
スポンサーリンク勝「これで、よし!」
BE BLUES!ビーブルーズ~青になれ~感想
佐樫の昔話でしたね。龍に対しての意見も含めて。渇かないで器を大きくしていく努力。残り2日、どんなパフォーマンスをするのでしょうか?次が楽しみですね♪