BE BLUES!ビーブルーズ~青になれ~(あらすじ・ネタバレ・感想)第384節「器」

Last Updated on 2021年8月2日 by pandamon1919

投稿日:2021年07月29日 更新日:2021年07月29日

BE BLUES!ビーブルーズ~青になれ~あらすじ・ネタバレ

部長「彼は達していないぞ!高卒をまだ獲ったことないからって、入れこみすぎじゃないのか、大成!」

佐樫「くそっ・・・部長めっ・・・でも、いまは言われてもしょうがない状況か・・・あれ?」

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龍「ハァハァハァ」

佐樫「一条くん!」

フン

龍「お・・・っとお!佐樫さん・・・」

佐樫「・・・」

龍「午前で練習終わっちゃうプロの生活リズムだと、やっぱ持て余しちゃいますね・・・」

佐樫「・・・いや!一条くん・・・」

龍「でもそれがいいんです!」

佐樫「え?」

龍「うぬぼれかもしれないけど、高校サッカーの中で自分が思う通りにできるほうになってしまって、そうなると・・・部の中にいて自分が果たして伸び続けているのか、この先どうすれば伸びるのか・・・なんだかふわっとしてきて、実感しづらくなっていたんです。」

龍「そしてここでは自分が一番ヘタクソだってハッキリしてて、うれしくはないけど・・・それがいいです。」

グビッ ゴクッゴクッ

佐樫「ほんとに貪欲だね。あの赤城中央の時も誰よりも放っていたな・・・」

佐樫「オレはね、渇いたことがなかったんだ。」

龍「・・・?」

佐樫「オレも小さい頃からプロになりたいと漠然と思ってて、とはいえ並はずれた努力をしたおぼえはなく・・・それでも高校でプロ入れて、代表にも二度呼ばれて、」

龍「すごいですね佐樫さん!」

佐樫「いや はじめに言っとくけど、これは自慢でもいい話でもないんだ。なれたらいいなぁ程度の願いで叶ってきちゃって、渇くことがなかったんだ。そんなオレの器には、代表の水は収まらなかった。そこでなにくそとは思えなかったんだよね。自分はそこまでじゃなかったんだなあって妙に納得して・・・」

佐樫「・・・枯れ果てたのは28手前だったな。同い年の倫太郎は、プロに入るのに苦労したけどいまだにやれるのって、そういうことなんだろうな。渇きを知らずにプロになったオレは結局、干からびるように現役を終えたんだ。だから渇いてる一条くんがまぶしいよ。」

佐樫「それだけじゃない。君の器は一度小学生の時に壊れてしまったよね。それを弛緩をかけて直して、もう一度注ぎ直し・・・その器がいっぱいになりそうになれば、器を大きくしようと試みる。それを何度も何度も繰り返してきたよね。そして・・・まさにいまもね!」

龍「はい!」

勝「・・・おっと。」

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勝「これで、よし!」

BE BLUES!ビーブルーズ~青になれ~感想

佐樫の昔話でしたね。龍に対しての意見も含めて。渇かないで器を大きくしていく努力。残り2日、どんなパフォーマンスをするのでしょうか?次が楽しみですね♪

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