Last Updated on 2021年7月12日 by pandamon1919
投稿日:2021年07月05日 更新日:2021年07月05日
アオアシあらすじ・ネタバレ
止めて、蹴る。
文字通り、
またボールを足で止めてどこかに蹴り出す。
サッカーの基本動作である。
だが、口で言うほど簡単ではない。
例えば我々がよく目にする代表戦。
代表選手はどんなボールが来ても当たり前のように足元に止めて前に運んでいるが・・・
常人からすればほぼ曲芸だろう。
これは選手が子供のうちから何万回と繰り返した反復運動の中で、
自分が止めやすい足の角度、位置、力加減を体で覚えた、
努力のたまものなのである。
基本とはいえ、
プロのJリーガーでも上手下手に個人差があるほど、
奥の深い動作である。
すべての基本であるがゆえ・・・
Jクラブの育成ともなれば、
ジュニアから体得を目指して鍛え込む。
なので、漠然とやってきた選手との差はアホほど歴然となる。
アシト(悪かったなァ!)
3月27日(アシトが愛媛を発ってから12日目)
伊達コーチ「馬鹿者ォ!!!青井ィ、なんだそのへっぴり腰は!?すぐにバテおって!!なんでそんなに疲労が溜まってるんだ!?」
スポンサーリンク伊達コーチ「・・・普段の練習に支障が出るほどの自主練など論外だ。怪我をしたらどうするんだ、休む時は休め!」
アシト(くっ・・・)「普通にやったんじゃダメなんだ。あいつらと同じ量の練習やってたんじゃ・・・何も考えないでサッカーやってた俺と、あいつらの時間の差を、埋められねぇんだ。」
伊達コーチ「・・・さっき寮母から連絡があった。なんでも最近、夜中どこかに出かけていって、消灯時間を過ぎた頃に部屋に戻ってくる・・・そんな人影を見るそうだ。それも一人じゃない。」
アシト ギクッ
伊達コーチ「3人ぐらい・・・まさか青井・・・門限どころか消灯時間も無視して練習してるわけじゃ・・・あるまいな・・・」
アシト どっきん どっきん
伊達コーチ「富樫!」
アシト「俺にいくらかかってるのか、母ちゃんに訊いてくれ。3年以内に絶対返す。」
富樫「・・・別に。」
平「相当やってるみたいだな青井。「止めて蹴る」基礎練・・・」
アシト「・・・あ。えーと・・・平先輩・・・まあ・・・そうスね・・・」
平「フィールド上ではタメ口でいいぜ。」
アシト「・・・へ?」
平「ユースはそうなんだよ。それより・・・特訓の甲斐あってか、少しはマトモになぅてきてるぜ。」
アシト(・・・そりゃそうだ。昨日まで3日連続、大友と橘に遅くまで夜練付き合ってもらったもんな・・・)
平「お前、富樫と同室だよな?」
アシト「・・・富樫?」
平「この前「富樫は基礎がわりとできてる」って言ったが・・・なかなかどうして、よく見るとすごいぜ。」
平「同い年の昇格生とギスギスしてる理由はよくわからんが・・・とにかく、自己流で道を切り開いてきたタイプだ。だから、できないヤツの気持ちがわかるかもしれない。同じ部屋なら訊いてみたら?」
夜
大友「なに、今日は休む!?」
富樫「ぐお~っ ごーっ」
アシト「・・・」
平「富樫と同室なら、訊いてみてもいいんじゃないか?」
アシト(・・・大友にも橘にも富樫にも、甘えるわけにはいかねえ。ユースはサバイバルなんだ、できねえ俺のために迷惑はかけられん。)
富樫「で、一人で行くのか。」
アシト「え、富樫!?」
富樫「ご苦労だねェ~♪毎晩 広く部屋使えるから文句ねぇけど。お前ってよぉ、見ててちょっと危ういんだよな。目が。」
アシト「?すまん・・・ちょっと、意味がよく・・・」
富樫「たまにゃ休めってことよ。」
アシト「休まねーよ。」
富樫「・・・じゃあすぐに潰れちまうな。」
アシト「潰れねーよ!」
富樫「説得力ねぇな。んなイッパイイッパイのツラでよ♪」
アシト「・・・確かに、焦ってる。みんなレベルが高すぎて・・・このままじゃいけねえって毎日思ってるよ。だけどよ、イッパイイッパイってのは間違いだぜ!」
アシト「サッカーの実力がすべての物差し。俺のすべてをぶつけねえとふり落とされちまう・・・それって、たぶん俺が心の中で・・・ずっと求めてきたもんだ。最高の場所だぜ!このユースってとこは!!」
スポンサーリンクアオアシ感想
アシトの頑張りなのか一部の人はアシトを助けますね。そして富樫もアシトの練習に付き合うみたいで・・・次が楽しみですね♪